「初めての舗装」をキーワードにインターネットで調べると、世界で初めてアスファルトが舗装に使われた道路は、紀元前600年ごろ、古代メソポタミア文明の中心都市バビロンの道路であったことがわかります。日本では、1878年(明治11年)に東京の神田昌平橋でアスファルト舗装が初めて施工されました。(参考:国土交通省「道の相談室」)
私たちが住む北海道・札幌における初の舗装道路を調べると、「北海道庁旧赤レンガ庁舎と札幌駅前通を結ぶ北三条通」がその舞台となっています。この道路は1924年(大正13年)に木塊舗装で施工され、2011年(平成23年)には公益社団法人土木学会の選奨土木遺産にも登録されました。
現在、北三条広場には「札幌舗装道路発祥の地」のモニュメントが設置されており、当時の舗装技術の断面構造が再現されています。また、ガラス張りの展示で木塊舗装も観覧可能です。
札幌の歴史と舗装技術に触れることができるこの場所へ、ぜひ一度足を運んでみてください。
■施設情報
札幌市北3条広場
札幌市中央区北2条西4丁目 〜 北3条西4丁目