
知床横断道路は、世界自然遺産・知床半島を貫く国道334号。
知床八景のひとつ「知床峠」を挟み、雄大な羅臼岳や知床連山、晴れた日には国後島まで見渡せる絶景ドライブコースとして人気の高い道路です。
しかし、この道は “日本一開通時期が短い国道” とも言われています。その理由は、11月上旬から4月下旬までの長期間、冬季閉鎖されるため。雪崩などの危険があるため、、毎年約半年間もの間、通行止めになってしまうのです。
今年度も、11月5日から全面通行止めとなっていましたが、いよいよ春の訪れとともに動き出しました。3月10日から除雪作業がスタートし、知床半島の斜里町ウトロと羅臼町を結ぶ全長27kmの道を、1ヶ月以上かけて丁除雪作業を進めていきます。
雪に閉ざされた道が少しずつ開かれ、春の訪れとともにまた雄大な景色を楽しめる日が近づいています。

※画像提供:国土交通省北海道開発局 網走開発建設部