【阿寒IC】〜【釧路西IC】(17km)の区間がついに開通します。これにより、釧路市街地と札幌が高速道路1本で直結することとなりました。
道東自動車道の起点は千歳恵庭JCT。2009年から本別ICより東側の整備が進められてきました。
この開通で、札幌-釧路間の走行時間は4時間12分に短縮され、一般道利用時と比べて2時間24分の短縮となります。また、【本別IC】〜【釧路別保IC】間の高速利用料金は無料です。
釧路エリアは美味しい食べ物や美しい景色など、魅力的なスポットが多数あり、絶好のドライブルートになること間違いありません。

高速道路延伸による様々な効果

〈防災・医療の強化〉
・阿寒地区から釧路市中心部の救命救急センターへの搬送時間が短縮されることで、救急搬送体制の強化が期待されます。
・津波発生時の緊急輸送道路として、被災地への救援物資の輸送など、復旧活動を迅速化します。

〈物流の効率化〉
・道央圏へのアクセス向上により、物流がさらに効率化されます。
例えば、釧路・根室地域で水揚げされた生さんまなどの水産物は、苫小牧港や小樽港、新千歳空港経由で道外に出荷されます。今回の開通で一般道に降りることなく目的地に向かうことができるため、時間短縮、ドライバーの労務軽減などの効果が期待されます。

〈観光産業の活性化〉
・開通区間には【釧路空港IC】があり、釧路空港までの距離は約5kです。
空港と主要な観光地の移動時間が短縮することで、釧路空港を拠点とした周遊観光が活性化し、地域経済への波及効果が期待されます。