
本州からは桜のニュースが聞こえ、春の訪れを感じるようになってきました。
まもなく北海道にも桜の季節がやってきます!
北海道の桜の名所として有名な道路といえば、新ひだか町の「二十間道路」です。
直線7キロメートルに渡って2,000本を超える桜が咲き誇る、その壮観な景色は他ではなかなか見られません。
日本の道百選、さくら名所100選、北海道遺産等に選定されています。
二十間道路の歴史は明治時代に遡ります。
明治36年(1903年)、宮内庁の新冠御料牧場を皇族が視察する際の行啓道路として整備されました。大正5年(1916年)からの3年間、近隣の山々からエゾヤマザクラなどを移植し、美しい桜並木が造られました。皇族をお迎えするための貴賓舎として建てられた「龍雲閣」は、今でも歴史を感じさせる建物として残り、桜の時期には特別公開されます。普段は見られない歴史的空間を味わうことができます。
毎年、桜の開花に合わせて「しずない桜まつり」が開催され、さくらのトンネルを歩いたり、地元の特産品やグルメを堪能することができます。道内はもとより全国から10万人もの花見客で賑わいます。
2025年の開催期間は4月24日(木)から4月29日(火・祝)までの6日間で、桜の開花状況により変更される可能性があるとのことです。
歴史と自然が織りなす二十間道路桜並木を訪れて、春の息吹を感じてみてはいかがでしょうか。
新ひだか町の魅力が詰まった場所で春のひとときを是非楽しんでみてください!

※画像提供:新ひだか町総務部まちづくり推進課様