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シリーズ やっかいもの

ポットホール「シリーズ やっかいもの – 『ポットホール』とは?」

ドライバーや歩行者の悩みの種となる「ポットホール」。道路にぽっかりと空いた丸い穴やへこみを見たことがある方も多いのではないでしょうか。

ポットホールは、アスファルト道路の表面が剥がれてできるもので、甌穴(おうけつ)やかめ穴とも呼ばれます。ポットホールの発生には、路面のひび割れや排水不良が大きく関係しています。

特に北海道のような寒冷地では、冬の間に雪解け水がひび割れに入り込み、それが夜間の冷え込みで凍結と膨張を繰り返すことで、舗装が剥がれやすくなり、ポットホールが発生しやすくなります。見た目は小さな穴でも、ポットホールはパンクや飛び石などの原因となるため、放置しておくと大きな事故につながる可能性があります。歩行者がつまづくリスクもあるため、注意が必要です。

もし道路上でポットホールを見つけた場合、できるだけスピードを落として避けることが大切です。また、発見した際には道路管理者へ速やかに連絡することも、事故や被害を防ぐために重要です。

ポットホールの応急処置としては、「パッチング」という工法があります。アスファルト混合物をポットホールに流し込み、転圧することで一時的に修復する方法です。しかし、これもあくまで応急処置。しっかりとした修繕が必要です。

「春のやっかい者」として知られるポットホール。特に北海道の厳しい気候下では、春先に頻発するため、ドライバーや歩行者は十分な注意を払って道路を利用しましょう。