
札幌・豊平の住宅街にある「アンパン道路」。よく利用していた道ではじめて気が付いた。
この道には、親しみのある名前の奥に、地域の歴史が刻まれていることを。
この呼び名が生まれたのは、平岸と月寒をつなぐ道づくりが進められた時代。工事に関わった人たちへのねぎらいとして配られたあんぱんが、道の愛称として根づいたと伝えられています。

現在は、平岸通から国道36号(弾丸道路)の月寒中央通7丁目までを結ぶ約2.6kmの道のり。何気なく通っていた道も、由来を知って歩いてみると、見え方が少し変わります。途中にあるサインや起伏のある道筋が、この道に積み重なった時間をそっと感じさせてくれます。
いつもの通り道だったからこそ、気づいたときの印象は深い。アンパン道路は、まちの日常の中に、歴史が静かに息づいていることを教えてくれる道です。