
北海道大学のポプラ並木は、冬に訪れると印象が変わります。
この並木は、1903年の小規模な植林をきっかけに始まり、1912年には林学科の学生による植苗実習で、ほぼ現在のような並木がつくられたそうです。

けれど、いつも同じ姿でそこにあったわけではありません。強い風にさらされ、2004年の台風で大きな被害を受けたあとも、支援と手入れによって“歩ける並木道”として整え直され、今に続いています。
雪を踏む音は小さく、風の気配だけが木々の間を通り抜けます。急いで通り過ぎるには、少しだけもったいない道。
まっすぐな線の先に視線を預けて歩くと、札幌の冬の静けさが、ゆっくりと身に沁みてきます。